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穏やかな心を得るには

自分の事を中心に考えると、良い流れの時は気分が高揚し、悪い流れの時は不満が募ったり落ち込んだりする。それは人間だからこそ起こり得る感情と言えます。



良い事が起きれば、自分の実力のおかげとおごり高ぶる。そして何かアクシデントが起きた時は、何故?どうして?と何かのせいにする。そうやって都合良く解釈し、感情は揺れる。



アクシデントには何かきかっけや原因があるかも知れないし、これといった理由も無く唐突に起こったかもしれません。しかし、いつまでも立ち止まっていれば不平や後悔は募り、苦しみ、前に進む事はできません。怒りや悲しみといった感情に囚われてしまいがちです。



一方で、家族やパートナー、友人や周りの人達の幸せを願う気持ちを持っている人は感情の起伏は小さく精神が安定しています。周りの幸せを自分の幸せと感じる事ができれば、幸せの心は増幅されます。また、思いやりの心は癒しを与え、安らぎに溢れます。



楽しく幸せな日々を過ごす人もいるでしょう。一方で、苦境に立たされている人や辛い思いをして暮らす人もいます。しかし、先の事は誰にもわかりません。良い事があるかも知れないし、アクシデントが発生するかもしれません。



見えない未来を想像し一喜一憂してしまうのは人の性(さが)です。何か準備すべき事があれば対処し、為すべき事をすればあとは待つしかありません。未来への備えも大切ですが、今をどう捉えるかという事も重要です。



自分の事ばかり考えず、周りにも目を向ける。性格とは考え方の癖であり変える事は簡単ではありませんが、行動から変えていく事ができます。例えば寺社仏閣にお参りする時、周りの幸せも願う。寝る前に心の中で誰かの幸せを祈る。電車でご高齢の方に席を譲る。周りに対して何かアクションを起こし、継続させる。やがてそれは習慣化し、考え方に変化が訪れます。



日頃から自分だけではなく、周りを見渡す意識を持つ。辛い思いをしている人はいないか。その人の事を思いやれるか。そういう心配りが少しでもできれば、自分の感じている精神的苦痛は和らいでいき、穏やかな心を得る事ができるでしょう。



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