結婚相談所で婚活をしていく上で、自分が抱くお相手像というのがあるかと思います。いわゆる理想です。婚活する時、どうせなら、結婚相手だから、と自分の理想を求めそれが上手く成就する人もいれば、なかなか上手く行かずに気持ちが沈んでモチベーションが下がる人がいます。
まず、理想を求めるという事自体は悪い事ではありません。こだわりがあれば、それを優先したくなるのが人情です。ただし、優先ポイントが幾つもあるというのは、現実的に婚活を進めていく上では厳しいと言えます。全てが合格する相手というのはなかなか存在しませんし、いたとしても選ばれるとは限りません。
自分のこだわりポイントは1つかせいぜい2つ。まず、そのマインドを持つ事です。例えば、年収・年齢・居住地について。自分が35歳の女性で、希望は年収600万円以上、年齢は25歳~36歳まで、居住地は大阪という人がいるとして、どれもこだわりポイントにすると、相手の数はかなり狭まります。例えば年収であれば500万円以上、年齢であれば40歳まで、居住地であれば京都・大阪・兵庫、のように広げてみる。
この中で、年齢だけはゆずれないのであれば、年齢は36歳までで固定し、他のスペックの幅は広げる。それだけで検索数は増えます。
ここで言えるのは、自分の中で相手のスペックをこだわり続け、粘って粘ってパートナー探しをするというのは、自分の設定した条件の中での婚活であり、自分との戦いになっているという事です。つまり自分が作った条件に追い詰められているのです。ですから、こだわりを広げてお相手探しをしやすくする事は、自分に対する縛りを緩め、目線を外に向ける事につながるのです。
また、スペック以外の要素としてプロフィール写真がありますが、いわゆる奇跡の一枚の人もいれば、実物通りの写真の方もいます。写真に左右される婚活者は多いのではないでしょうか。
一方、PR文は情報を得るための参照ツールとしての位置づけと言えます。もちろん、しっかりした内容にする必要がありますし、その人が持つ良さを引き立たせる内容で、興味関心が高まる事もあります。ただ、写真写りとスペックが与える影響が大きいというのも事実です。
写真に関しては、あまりこだわり過ぎると、お見合いが成立しないという現象があります。できれば、この点も幅を広げる事です。会ってみなければその人の個性や人間性を知る事ができません。趣味が合う、話しや価値観が合うなどの共通点や、相手に対し興味が湧くといった事も面と向かって話してみないとわかりません。
また、お見合いは1時間しかありませんから、なるべく早めに自己開示をしつつ相手の事を知ろうとする事です。つまり、お見合いの場慣れも必要という事です。そういったコミュニケーションから、相性や人間性を推し量る事ができます。
どこまでこだわるのか、そして何が本当に自分の求める事なのか、手探り状態で迷走しないよう婚活カウンセラーが伴走する。それが結婚相談所の特徴なのです。
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