まず、生きていく上でストレスを回避する事は困難であると考えられます。もしかしたら世界にはストレスが全くかからない場所があるかも知れません。また、幼子はストレスを自覚しない時期もあるでしょう。しかし日本で大人が暮らしてストレスを感じないのは難しいと思われます。
ですから、ストレスが無い、もしくは感じない事を正と考えるのではなく、ストレスがあるのは当たり前で、そのストレスを小さくしたり、距離を取る事ができれば上出来です。ストレスと上手に付き合っていくのが現状における適切な対応と言えるのではないでしょうか。
ストレス解消法は人それぞれです。幾つかのパターンに分けられます。一つはリラックスする事。深く考えない状態にもっていく。風呂につかったり、音楽を聴いたり、ソファーに寝そべったり、アロマを焚いたり。二つ目は欲求を満たす事。飲んだり食べたり、睡眠を取ったり。三つ目は何かに集中して没頭する事。本を読んだり、映画を観たり、体を動かしたり、趣味に打ち込んだり。
他にも、悩みを相談して話を聞いてもらう事でストレスが減る事もあります。また、自分1人では解決のしようがないと思っていた事が、アドバイスを貰う事によって対処する事が可能になる場合もあるでしょう。
一方で、ストレスを感じて抑うつ状態になる時があります。だるさを感じ、気力が湧かず、何かをするのが億劫になります。眠りは浅くすっきりしない事が多く、頭はぐるぐると動いている状態になります。
こういった時、何かに没頭する事でだるさを感じなくなる場合があります。気力が湧かない状態で行動に移すのはハードルが高いですが、充実感を得る事ができれば精神的に浮上する事ができます。
とは言え、ストレスが蓄積して抑うつ状態が続くとメンタル不調になる可能性もあります。2週間沈んだ気分が続くようであれば専門医に診てもらう必要があるでしょう。
そして、時に逃げる事も大切です。仕事をやめる、縁を切る、ギブアップする。自分を守るために選択すべきタイミングがあります。生き抜くためには決断も必要です。
ストレスはあって当たり前と考え、自分を労わりながら付き合っていきましょう。息抜き法があれば尚良しです。
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