お付き合いをしていく上で、相手に求めるものは男女で微妙に異なっているのではと考えられます。
男性は女性に対し、感情・情熱に基づいて相手に心を奪われ行動します。一方で女性は、相手に対しメリットを感じらるかどうかを冷静に判断するという一面を持っています。
いわゆる、女性の判断力というのは、生活力を維持・向上させるという女性特有の気質によるものと考えられます。太古の時代から、女性は家を守るという立場にあり、安定を求めます。そして、家を守る男性と出会いたいという潜在的な感覚から、異性に対しある意味での強さを求めます。
これを男女のお付き合いに置き換えて考えてみると、男性は女性に対し、インスピレーションで心を奪われる、いわゆる外見を含めた第一印象で判断することが多いと考えられます。一方で女性は自分にとってメリットを感じられるかということがお付き合いしていくかどうかの動機になってくるケースがあります。
恋愛とお見合いの違いは、ざっくりと表現すると条件を提示しているかどうかにあります。女性は男性の条件を確認し、相手の強さ(メリット)を取捨選択します。そこにはやはり冷静さというものが関係してきます。
一般的にお見合いをした時に、男性はテンション高く盛り上がって女性とお見合いをしますが、女性はそこまでテンションが高くありません。では、どうすれば女性のテンションを上げることができるか?そこがポイントになってきます。
結論から言うと、セオリーというものはありません。何故か?それはその人その人で相手に求めるニーズが異なり、さらにそこに感情が合わさって、カテゴライズするのが困難な状況になっているからです。
確かに恋愛心理学というものも存在します。ただしこれは、恋愛のパターンを後から分類化するという結果論であり、それをもって相手に対するアプローチを予測するものではありません。もし仮に恋愛のパターンを予測し、恋愛の攻略方法が存在するのであれば、世の中にあれほど多くのラブソングは存在しないでしょう。それだけ恋愛というのは複雑なのです。
ただ、一般的にお見合いから発展する男女の関係性の方が、恋愛関係に比べると多少シンプルではないかと考えられます。
なぜなら、相手のプロフィール・条件が明確になっていて、相手のことを知るというプロセスが多少なりとも短縮できるからです。表面的な情報を知ることを短縮し、相手の中身・相性を確認するということから始めることができます。また、お見合い自体が相手に対する条件というものの比重が恋愛よりも高いと推測されます。
それでも、お見合いからのお付き合いのパターンは千差万別です。我々仲人はその個人差のある多種多様な交際を解析し、その方に合ったアプローチというものを会員様と検討していきます。その解析に絶対的に必要なのが、お相手が異性に求めるニーズというものです。ニーズが明らかにならない限り、なかなか二人の距離は縮まらず、お互いの相手に対する興味も薄れていきます。そのために必要なのは質問力。コミュニケーション能力。しかし、それらの能力が無いと悲観するものでありません。その能力を高めることは可能です。それは基本の習熟と実践です。そして実践から得られた反省から、改善を図るのです。
本を読んだり人に聞いたり、動画などからコミュニケーション能力の方法論を学び、実践するのです。仲人におんぶにだっこでは何も成長できません。忙しい中でも合間をぬって自己学習をしていく必要があります。そうしていわゆる婚活レベルの水準を上げていきます。
会員様の婚活に対するオーダーメイドのアドバイス。我々仲人に求められることは一筋縄ではありません。そのために常にスキルアップすることが必要です。自分の能力を過信すれば成長することはできません。そのための手間・時間を惜しんでいれば、その傲慢な態度は会員様にも伝わってしまうでしょう。
そうして会員様と仲人がともに成長し、成婚という目標の達成が見えてきます。繰り返しますが、そのために相手に求めていることを明白にしていくのです。そこにゴールへの道筋が見えてきます。婚活をされている皆さん、ともに頑張っていきましょう。
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