ここしばらく、草食系男子という言葉が一般化している訳ですが、若者に草食系男子は多いのでしょうか?そもそも草食系男子とはなんなのでしょうか。ウイキペディアで調べてみると、恋愛に「縁がない」わけではないのに「積極的」ではない、「肉」欲に淡々とした「草食男子」と書かれています。
また、違う角度で見ると、女性にアタックせず「ここで強引に誘っても迷惑なんじゃないか」「お金がないのに幸せにできる自信がない」など恋愛に淡泊というよりは、'恋愛を重く見ている'、'慎重になっている'、つまり、「自分よりも相手のことを第一に考える」人達とも言えます。
では、そんな心優しい草食男子を含めた、男性の結婚願望はというと、約85%の人達が結婚したいと思っているんですね(出生動向調査2010年)。
しかしながら、以前にも書きましたように、30代で独身者で恋人がいる確率は男性20.3%、女性32.6%と、大きく差が開いています(ブライダル総研2015年データ)。何故かこの世代は彼女がいない男性であふれているのですね。だから街コンやお見合いパーティは男性の方が参加費が高かったり、コンパをするにも女性陣の方が集まりにくかったりするのでしょうか。
やはり出会いは自然な出会いがいいとお考えの方も多いでしょう。第9回結婚・出産に関する調査を見ますと、出会いの場で一番多いのは友達の紹介(23.2%)です。親しい人からの紹介は、親近感が持てるのでしょう。ただし、紹介が全て上手くいくとは限りません。相性やタイミングなどの要素も関わってくるので、上手くいった場合、友人に感謝ですね。
次に多いのが同じ職場(22.2%)です。男女が均等な職場であれば期待も持てますが、男だらけの職場だと、なかなか難しいかもしれないですね。これは反対に女性でも言えることでしょう。
次に多いのは学生時代からのつながり(14.5%)です。おそらくこのケースだと、社会に出てしばらくして結婚するような、周りから見ても早い結婚になるのではないでしょうか。
そして、50歳までに結婚しない生涯未婚率が、男性23.4%、女性14.1%なのです。つまり男あまりの時代なのです。この中にどれほどの割合で草食系男子が含まれているかはわかりませんが、婚姻率は年々下がってきているので、今後この数字は大きくなっていくでしょう。
では、草食系男子が活躍できる婚活は何かということですが、比較的向いているのが結婚相談所です。それは何故かというと、お見合い→交際→真剣交際と進んでいくルートに、仲人の方が関わってくるからですね。その時に、お見合いやデートでどういう服装がいいとか、どんなお店がいいとかのアドバイスや、実際に会って話した内容を聞いて、改善ポイントを伝えたりと、学びを与えてくれるんですね。そのアドバイスを参考に、自分で実践して経験を積み、男として磨かれていくのですね。
男性の方だとわかると思うのですが、男性同士は服装やお店の情報交換はしません。それは個人を尊重するという考え方が男性の中にあるからです。あるいはお互いのテリトリーには入らないという本能的な感覚かも知れません。お互い詮索はしないんですね。仮に付き合っていたとして、どこに行ってどんな服装でどんな感じのデートだったかなんて、話のネタにはしないんですね。だから、情報を持っている人とそうでない人の差は激しいです。
そういうことも踏まえると、結婚相談所での婚活が、草食系男子には適していると考えられます。相談所のカウンセラーの話をよく聞いて、集中して効率良く婚活するのが、一番の近道でしょう。
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